2021.06.29
年2回行われている保育園の歯科検診に
園医として伺わせて頂きました。
ドクターブログ・中山明
皆様、こんにちは。
院長の中山です。
先日、年2回行われている保育園の歯科検診に園医として伺わせて頂きました。
相模原でも園児数が多い保育園ですが、毎年検診を行っていると、ある事に気付かされます。
それは、、
①虫歯の数の減少と共に、虫歯数を多く保有している園児がいる事。
②口で呼吸している園児が増えている事。
③乳児期から早くも乳歯列の不揃いが起きている事。
です。
①に関しては、全国的な調査(歯科疾患実態調査等)からも虫歯数の減少は明らかではありますが、虫歯の有る子供達は複数(場合によっては5、6本)保有している傾向が有る様に感じました。
つまり、1本も虫歯が無い子供達と比較して明らかに目立ってしまう訳ですね。
恐らく、このコロナ禍でも有り、以前から虫歯が有ったのにも関わらず受診控えになっている事が予測されます。
②に関しては、検診待ちをしている最中の「お口ポカン」から推察し、検診時の口元の緩みからも判断できます。
口で呼吸している子供達は、上唇の形に特徴があります。
「富士山型」が典型的ですね。つまり日頃から口を開いていて唇の筋肉を使っていない事で、上向きの形態に変化してしまいます。
もう1つは、オトガイ(下唇から下顎の間)の緊張です。
唇を閉じようとした時に、「ゴルフボール」の様なシワができます。
日頃から、唇を閉じていれば、緊張は起きないハズですね。
③に関しては、かなり明らです。
②を主な原因として、1歳児前後。
つまり、前歯が上下生える頃から、既に乱杭が起きています。
この頃は、顎の位置が定まらない子、指しゃぶりをする子など、悪い「癖」を身につけてしまう時期でもあります。
幼児期に向かう過程で何らかの対処を考えなくてはいけません。
重要な事は「定期管理」という考え方です。
0歳の哺乳や抱っこから始まり、就学時までに及ぶ呼吸の在り方まで、「予防」をベースとしたスタイルです。
当院では、0歳からの健口を掲げ、院内や院外での予防活動を行っています。
その一環として、本年度より学会活動にも参加させて頂いております。
歯科医師、衛生士、保育士を中心として医院全体で予防活動を行う仕組み作りに関与させてもらう予定です。
多くの方々に、「定期管理予防」を知ってもらい、地域の皆様の健口に役立てていければと考えております。
院長の中山です。
先日、年2回行われている保育園の歯科検診に園医として伺わせて頂きました。
相模原でも園児数が多い保育園ですが、毎年検診を行っていると、ある事に気付かされます。
それは、、
①虫歯の数の減少と共に、虫歯数を多く保有している園児がいる事。
②口で呼吸している園児が増えている事。
③乳児期から早くも乳歯列の不揃いが起きている事。
です。
①に関しては、全国的な調査(歯科疾患実態調査等)からも虫歯数の減少は明らかではありますが、虫歯の有る子供達は複数(場合によっては5、6本)保有している傾向が有る様に感じました。
つまり、1本も虫歯が無い子供達と比較して明らかに目立ってしまう訳ですね。
恐らく、このコロナ禍でも有り、以前から虫歯が有ったのにも関わらず受診控えになっている事が予測されます。
②に関しては、検診待ちをしている最中の「お口ポカン」から推察し、検診時の口元の緩みからも判断できます。
口で呼吸している子供達は、上唇の形に特徴があります。
「富士山型」が典型的ですね。つまり日頃から口を開いていて唇の筋肉を使っていない事で、上向きの形態に変化してしまいます。
もう1つは、オトガイ(下唇から下顎の間)の緊張です。
唇を閉じようとした時に、「ゴルフボール」の様なシワができます。
日頃から、唇を閉じていれば、緊張は起きないハズですね。
③に関しては、かなり明らです。
②を主な原因として、1歳児前後。
つまり、前歯が上下生える頃から、既に乱杭が起きています。
この頃は、顎の位置が定まらない子、指しゃぶりをする子など、悪い「癖」を身につけてしまう時期でもあります。
幼児期に向かう過程で何らかの対処を考えなくてはいけません。
重要な事は「定期管理」という考え方です。
0歳の哺乳や抱っこから始まり、就学時までに及ぶ呼吸の在り方まで、「予防」をベースとしたスタイルです。
当院では、0歳からの健口を掲げ、院内や院外での予防活動を行っています。
その一環として、本年度より学会活動にも参加させて頂いております。
歯科医師、衛生士、保育士を中心として医院全体で予防活動を行う仕組み作りに関与させてもらう予定です。
多くの方々に、「定期管理予防」を知ってもらい、地域の皆様の健口に役立てていければと考えております。
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