2019.04.30
画期的な“原因療法”を捉えたトレーニング
ドクターブログ・中山明
こんにちは。院長の中山です。
それでは、前回のブログでも御紹介させて頂いた、画期的な“原因療法”を捉えたトレーニングをお伝えしたいと思います。
前回のお浚いです。
①アクティビティーと呼ばれる口腔内と口腔周囲の筋肉のトレーニング
②マウスピースを使ってポスチャー(口腔姿勢)を整える
この2つが子供達の将来のあらゆる不正の原因を正してくれます。
ではまずはトレーニングの流れですが、
呼吸→舌→嚥下→頬と唇
この4つが基本的なトレーニングの流れになります。
特に、最初の呼吸のトレーニングは大変重要になります。
皆様は日頃“呼吸”を意識された事は有りますでしょうか?
胸式呼吸、腹式呼吸と分かれますが、大切なのは横隔膜を使った腹式呼吸になります。
当院では鼻呼吸を意識して、お腹を動かしながら、リズムを意識させて子供達に正しい呼吸のトレーニングを行っていきます。
その後、マウスピースを併用しての舌のトレーニングに入ります。
皆様は舌の正しいポジションはお分かりでしょうか??
飲み込みの時に舌の先端はどこに位置されていますでしょうか??
大人でも意識しづらい舌のトレーニング(実はこれが一番治りにくいと言われています。。)を行っていきます。
そして、嚥下(飲み込み)です。
正しい飲み込み方、マウスピースを併用して舌の位置を意識しての飲み込みを学んでいきます。
最後に、頬と唇のトレーニングです。
口唇力を高める為の、特殊な器具を使い、口唇力の測定や唇の閉鎖不全を治していきます。
以上、この4項目を約2年間のトレーニングで行っていきます。
難しそう?大変そう?と感じられましたでしょうか?
しかしながら、子供達の”適応力”は計り知れないものを日々実感しています。
地道に毎日、コツコツと積み上げた学習は勉強や習い事にも生かされると考えております。
子供達の明るい未来の一役に当院が慣れたらなーと、感じております。
悪くなる前の予防!
虫歯も歯並びも、治療では無く、“定期管理予防”で不正でいきたいですね。