皆様こんにちは。
院長の中山です。
 
いよいよ、卒業シーズンも終えて入学や入社など新たな年度を迎える季節になりましたね。
このコロナ渦での新たなスタートは、決して気持ちが晴れやか、とはいかないかと感じます。
一刻も早い終息を願うばかりです。。
 
先日、当院も加盟となっておりますが、マイオブレースオンラインセミナーが本国オーストラリアから届きまして受講致しました。
今回のテーマは、「不正咬合」「矯正治療」「小児睡眠時無呼吸」でした。
 

 
スライドにもありますが、子供達の不正咬合は世界共通の認識になっているようです。。
約９０%の子供達が噛み合わせや歯並びに異常を来している事が分かります。
私の実感としても８割以上の子供達は口腔周囲筋に何かしらの異常を持っている様に日々感じています。
 
では、将来的に矯正治療を行えば良いのでしょうか？？
今回のスライドでは、矯正治療の「弊害」も掲載してあります。
 

 
①エナメル質へのダメージ
②歯根の吸収
③ブラケットという装置の装着
④マウスピース着用
⑤固定（保定）装置の装着
 
などなど、歯そのものへのダメージや器具を使用することへの不快感。
そして重要なコメントは、保定を行なっても「後戻り」を起こす可能性が極めて高い事です。
 
その後戻りを起こす原因、、それはお口の周りの筋肉に原因が有る！！
この考え方、つまりは「原因療法」が必要になるのです。
 

 
最近は、子供達の「いびき」から始まり、睡眠時の無呼吸に繋がる。
その原因は口腔の筋肉にあると実感しています。
 
その為には、しっかりと鼻で呼吸することが一番大切な事ですね。
口呼吸は万病の素であり、健全な口腔の発達には不利益を被ります。
 
歯並びよりも、遥かに大切な子供達の未来の健康を、これからも守る為に当院でも積極的に伝えていきたいと考えております。