2017.08.31
Summer School 参加!! In Vienna! Part Ⅱ
ドクターブログ・中山明
前回から計3回に分けての、ウィーンにて参加してきましたサマースクールの報告です。
サマースクールは世界各国(今回は15カ国程でしょうか)から集まった、噛み合わせをベースとしたインターディシプナリー(総合治療)アプローチを実践されている先生方の症例報告を兼ねた、国際カンファレンスです。
毎年、計5日間の日程でウィーン大学にて行われます。
世界各国の大学所属の先生方も参加される為、世界で現在進行形の新しい情報も聞く事が出来ます。
また、通年を通して様々な実技系のコースプログラムがウィーン大学内にて開催されており、噛み合わせ、矯正治療、顎関節などあらゆる分野のテクニックを学ぶ事も出来ます。
今回は、第1日目に矯正治療分野、第2日目に基礎系講義&総合治療分野、第3日目に噛み合わせと医療科学分野、第4日目に咀嚼器系&難症例の
噛み合わせのケースプレゼンテーション、第5日目に各セッション個別でのディスカッションが行われました。
全てが英語でのレクチャーの為、中々全てを理解するのは難しかったですが、当院でも行っている手技も含まれていたのも有り、専門的な部分は
把握できているであろう?かと思います!
やはり興味深かったのは顎機能検査器(キャディアックス)を用いての噛み合わせ治療でした。
現在では、歯列不正の原因は“遺伝”では無く、“環境”の要因が主である事が実証されております。
メカニックを駆使して、早期に顎関節と歯列不正に対しての“予防”を見通せる一助になれば、そして治療への活用も含めて当院でも積極的に行っております。
また、3次元での歯牙の移動を可能にするワイヤーテクニック!最大限、歯牙の保存(非抜歯)を考慮した矯正治療のプレゼンテーションも学ぶ事が
出来、大変有意義な5日間を過ごす事が出来ました!!
最終回のパート3では、今回のサマースクールの総括として載せれたらと思っております!