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2018.07.31

イエテボリ大学 日本スクーリングセミナー参加!

 

ドクターブログ・中山明

 
7月1日の日曜日に、都内にてスウェーデン式最先端歯科治療と題しての、イエテボリ大学 日本スクーリングに参加して参りました。
スウェーデンといえば、多くの著名な先生方を輩出している、虫歯予防の先進国でもあります。
今回はスウェーデン・歯周病学会会長のレンバート教授、そしてスウェーデンう蝕学会副会長のリングストロム教授の講演を拝聴し、予防先進国の現状や歯周病と虫歯治療の最前線を学ぶ事が出来ました。
 

 
レンバート先生からは、
①歯周病治療のゴールと、効果的な歯周病治療の基準
②歯周治療における、外科と非外科治療の選択
③次亜塩素酸を駆使しての抗菌療法
④インプラント周囲炎に対しての適切な治療法
を学ばせて頂きました。
特に、次亜塩素酸系製品であるペリソルブの話題には以前より大変興味があった為、大変参考になる講義になりました。
次亜塩素酸はプラーク(歯垢)除去効果や、細菌、真菌、ウィルスの大半を死滅させる作用を持っているとされています。
その次亜塩素酸をゲル化させたものがペリソルブという商品であり、再生療法でも有名なエムドゲインゲルを製造している工場に併設されるというところからも、世界的シェアーが今後広まるであろう薬剤として期待が持てるところでもあります。
 

 
また、リングストロム先生からは、虫歯予防を
①疫学的な観点
②虫歯予防戦略
③エビデンスに基づいた治療
④MI(必要最小限度)治療
を学ばさせて頂きました。
虫歯予防戦略に関しては、糖分の摂取頻度や量の減少、フッ化物の活用頻度や歯科医療機関での予防処置の頻度の向上を高める事の重要性を話されていました。
また、現在日本においても重要視されている、“MI型治療”の一貫として“ケモ-メカニカルテクニック”の話題にも触れられていました。
つまり、機械的な虫歯除去の効率性や不快感を無くす為に、化学薬剤を用いて感染歯質のみに作用し、感染歯質を溶かして除去する非侵襲の術式です。
従来型では健全な歯質も僅かに削らざるを得ない状況を、化学療法で悪いところだけを取り除けるこの薬剤も現在世界的シェアーが高まっています。
従来型値の治療と薬剤を使っての最先端の治療との“融合”は欠かせないと感じました。
しかしながら、まずは予防です。
病気に成らない事を前提に考えた当院の“定期管理型歯科”の普及は必要不可欠であると考えております。
是非、虫歯・歯周病を予防して、生涯自分の歯で噛める環境の整備を行いましょう!!


 
 

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