2019.01.30
虫歯からお子様を守る為に親子予防の大切さをお伝えします
スタッフブログ・受付 守重
こんにちは。受付の守重です。
1月に入り更に寒くなりましたが、皆様体調はいかがですか?
今回は虫歯からお子様を守る為に
親子予防の大切さをお伝えしたいと思います。
虫歯はどのようにできるのか?
虫歯菌(ミュータンス菌)のエサはお砂糖です。
お口の中に入ってきたお砂糖を食べて、歯の表面にとても強いネバネバ状の膜(歯垢、バイオフィルム)を張ります。
その膜はさらにお砂糖をエネルギーにして歯を溶かす”酸”を作ります。
その結果、さらに放置しておくとどんどん歯が溶け続け、やがて虫歯の穴が出来てしまいます。
普段の食生活が大きく関係してきますね。
次にお子様を虫歯から守る為には…
赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因菌はゼロ!
実は虫歯の原因菌であるミュータンス菌は人から人へ感染します。
感染した後、お砂糖の食べ方や歯磨きの習慣によって、虫歯の数が増加して、虫歯になりやすい状態になるんです。
★感染しやすい時期
虫歯菌の定着時期は「歯が生えた後」という考えが一般的です。
※特に生後1才7ヶ月~2才7ヶ月は要注意!!!
2才以前に虫歯菌に感染してしまうと、その後に発症する虫歯菌の重要度が高くなるのです。
虫歯感染は基本的には家族内感染です。
お母さんだけではなく、家族みんなが感染源になりえます。
ただお子様にとって最も身近なお母さんが感染源になる機会が多いため、一般的に「母子伝播」や「母子感染」と表現されてしまいます。
★お子様に虫歯菌の感染を防ぐための基本
1.歯科医院での歯のクリーニングを定期的に受ける
→お口の中の虫歯菌の量を減らすため
2.お子様と同じお箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない
→唾液による虫歯菌感染を防ぐため
3.お砂糖が入った食べ物や飲み物を控える
→虫歯菌がお口の中に感染するとき、お砂糖がすでにあると虫歯菌が住みつきやすくなるため
★感染を予防するための心強い味方とは
お子様にうつる前にお母さんのお口の中にいる虫歯菌を「感染しても、お口の中に住みつきにくい菌」に変えてしまおう!
そこで活用できるのがキシリトール!「虫歯菌の質を変える」働きがあるんです。
虫歯菌(ミュータンス菌)には悪玉ミュータンス菌と善玉ミュータンス菌の2つがあります。
キシリトールは頑固で”歯から剥がれにくい”悪玉ミュータンス菌を、”歯から剥がれやすい”善玉ミュータンス菌に変えることができるんです。
あらかじめお口の中にいる菌の質を歯から剥がれやすい状態に変えておけば、万が一お母さんからお子様にうつっても安心です。
最後に、虫歯予防のためには
●お口の中の環境を虫歯になりにくい状態にするには、自分が今、どのくらい虫歯になるリスクがあるか調べる検査をすることによって対策が立てられる
●歯科医院での歯のクリーニングを定期的に受ける
●妊娠中にお口の中の悪玉菌を善玉菌に変えておくことが大事
●上手にお砂糖を摂ることが大事!そのポイントは1日あたりの回数を少なくすること
●どうしても甘いものがやめられない場合はキシリトールを活用するのもひとつの方法!
※キシリトールの選び方で大切なのが濃度!50%以上含まれているものを選ぶ。最も効果的なのが100%!!
お子様、妊婦さんを対象とした虫歯菌の感染予防対策ではなく、
家族みんなで取り組んでいきましょう!!!